よくあるご質問

Q1 TOSSについて教えてください。

A1 TOSSを誤解している方がいます。間違ったことを吹聴している方もいます。

   TOSSは、教育技術至上主義だと主張したことは一度だってありません。

   TOSSとは、Teacher's Organization of Skill Sharing(旧・教育技術法則化運動)のことです。
   
授業・教育にすぐに役立つ教育技術・指導法を開発し、集め、互いに追試し、検討しあって、自らの授業の技術を高め、集められ 

  た教育技術・指導法自体もよりよいものにしようと努める教師の団体です。
   現在は技術や指導法をTOSSランドに公開しています。代表は向山洋一氏(TOSS主宰、上海師範大学客員教授)

   著書は『授業の腕をあげる法則』、『子どもを動かす法則』、『学級を組織する法則』、『いじめの構造を破壊せよ』(明治図書)

  等100冊以上にものぼります。

   また、TOSSは、社会貢献活動も積極的に行っています。詳細はTOSS公式ホームページをご覧ください。

   TOSSは、先人が残したすばらしい教育技術や指導法を後世に残そうとしています。
   「名人芸」と呼ばれる授業があります。子どもの反応も素晴らしく、教師の対応も惚れ惚れするほどの授業です。
   しかし、その授業を自分の学級ではできない。自分の学級では「使えない」のです。
   TOSSでは、どの先生でも追試可能なように発問や指示、説明を明確にし多くの先生方に分かち伝えようとしているのです。
   TOSSを画一的な指導と揶揄する方がいます。個性的ではないなどともっともらしいことを話す方もいます。
   TOSSの指導法は画一的ではありません。発問や指示、説明がしっかりしていることと画一的指導とは同じではありません。
   指導法を使うのは教師自身です。つまり指導法は一人ひとりの教師に委ねられているのです。画一的になるはずがないのです。
   発問・指示・説明がしっかりしていないことこそが問題なのです。しっかりしていないと、聞く側の子どもは戸惑います。
   同じ意味のことを違う言葉で言い直すとしましょう。
   すると、子どもは違う意味として受け止めるのです。
   子どもの思考は混乱し、結果として理解できないまま授業を終えることになるのです。
   よく「教育は技術ではない」という声を聞きます。それは、そうです。
   TOSSでも「教育技術がすべてである」などとは、述べたことはありません。
   TOSSの代表である向山洋一氏は次のように述べています。

    私たちの立場は「教育にとって技術は大切なものだ。しかし、7・8パーセント程度である」という主張です。
                                  <「教育技術入門」向山洋一著 より引用>

   しかし、この数パーセントを知っているのとそうでないのとでは、子どもたちに大きな差となって現れます。
   向山氏は、よく医療技術にたとえられます。

     教育にとって大切なのは、「自ら伸びる子どもの力に依拠する。伸びる力を更に伸ばす。けっして伸びる力をそがない」とい

    うことです。
     これは、多分、患者に対する医師の立場と同じだと思います。
     技術はこのように小さいものです。しかし、なしでは駄目です。
     盲腸を手術する技術は外科医には小さな技術でしょう。しかし、盲腸を手術できない「外科医」を誰も外科医としては認めま

    せん。<前掲書>

   これを読んで「医者と教師は違う」という主張もあるでしょう。
   しかし、教育という行為は、様々な知識を教え、使えるようにしながら、子どもたちのつまずきを「診断し、治療する」のです。
   医者と教師は、行為こそ差はあれ、同じといえるのです。
   教育技術は、分かち合い(共有財産化)がなければ意味がありません。
   「模擬授業を行うことで授業の腕をあげる」「教育技術を共有財産化する」ことを25年以上も前から続けてきたのは、TOSS

  だけです。TOSSには蓄積があります。

 

 

Q2 教え方セミナー(通称:TOSSセミナー)の特徴は?

A2 これまでより細分化し、より具体的に指導法を紹介します。

   例えば、給食のおかわりシステムがありますね。
   ① それを忠実に再現できますか。
   
 何からおかわりをするのですか。
   
 おかわりの順番は不変なのでしょうか。
   
 おかわりでじゃんけんをさせるときに大切なポイントは何ですか。
   
 先生が食缶などを持ち、配ってあるくことはいけないのでしょうか。
   
 先生が出張でいないときにはどのように対応すればいいのでしょうか。  
   などのように細かい疑問が出てきます。

   その問いにどのような答えをすればいいのでしょうか。

   確かに「そんな細かな部分まで気にしていられない」ということもあるでしょう。
   しかし、細かな部分でもおろそかにすると、後でそのことが大きな問題になることがあるのです。
   「おかわりシステム」の基本を知り、それを子どもたちに示しておくことが必要です。

    では、どのように示しますか?そこまで考えてのおかわりシステムなのです。

   教え方セミナーでは、これまで以上に具体的に示します。

 

 

Q3 講座内容で「あかねこ漢字スキル」ユースウェアのように以前と同じ講座がありますが・・・?

A3  同じ教材を使っていると、いつの間にか我流になります。時々ふり返ることが必要なのです。

   「あかねこ漢字・計算スキル」「社会科資料集」などは、すでに多くの学級で使用されています。
   しかし、いつの間にか我流で使用するようになるのです。
   教師自身はあまり気づいていない部分です。
   あなたは自信をもって「我流ではない」と言い切ることができるでしょうか。
   TOSSデーは、あなたの我流を排する絶好の機会なのです。

    また、「あかねこ漢字スキル」巻末のテストを一度に何枚も行ったり上下2段の書く場所どちらにも書かせて行ったりする例が

  られます。

   ミニテストを正しく行うことで、より確かな定着になるのです。
   薬を誤った方法で服用すると効果が薄れるように、教材も正しい使い方をしなければ効果が薄れるのです。

 

 

Q4 これまでのTOSSデーには、どのような年齢層(教職経験)の方が参加しているのですか?

A4 大学生からベテラン教師、そして校長先生まで実に様々です。最近はベテラン教師の参加が急激に増えています。

   当初は、若い教師が中心に参加していたTOSSデーでしたが、ここ数年はベテラン教師の参加が急激に増えています。
   また、校長先生の参加もありました。こうしてみると、実に様々な年齢層の方が参加しています。
   前回は、親が参加したいという申し出もありました。
   ベテラン教師の参加が急激に増えている背景には、「どうにかして今までの自分の授業スタイルを変えたい」という強い思いがあ

  るようです。
   また、新しい教育の波を感じ、少しでも子どもたちのために役立てたいという気持ちも働いているようなのです。
   何歳になっても教師力は伸びます。教師修業をやめたときから教師力は下降の一途をたどります。

 

 

Q5 TOSSは一つの技術を押しつけているという噂を聞きますが、本当ですか。

A5 真っ赤なウソです。TOSSは、法則化の時代から一つの指導法を押しつけようということはしていません。

   TOSSの前身である「教育技術の法則化運動」は、「4つの理念」を掲げています。
   1984年ですから、今から33年も前になります。
    ①
 教育技術はさまざまである できるだけ多くの方法をとりあげる -多様性の原理-
    ②
 完成された教育技術は存在しない 常に検討・修正の対象とされる -連続性の原理-
    ③
 主張は教材・発問・指示・留意点・結果を明示した記録を根拠とする -実証性の原理-
    ④
 多くの技術から 自分の学級に適した方法を選択するのは教師自身である -主体性の原理-
   
この理念を貫き続けています。

   しかし、だれが言い始めたのか「TOSSは、一つの方法を押しつけている」ということになっています。
   
TOSSランドには、いろいろな教育実践が収められています。同じような実践でも微妙に差があります。
   
どの実践を行うかは担任次第です。学級の実態に合わせて行えばよいわけです。
   
その時点で、「一つの指導法を押しつけようとしている」とはならないわけです。
   
ただ、それは「美味しいとこ取り」とは大きく違います。

   「美味しいとこ取り」は、子どもの実態や教育実践の連続性を考えてはいないからです。

   「ちょっと効果があるから行う」という程度にしかすぎません。

 

 

Q6 例えばどのような講座がありますか。

A6 いじめ対応」の講座や「黄金の三日間」講座から最先端の教育情報に関する講座まで多岐にわたっています。

   現在の教育問題の中で、「いじめ問題」は最重要な問題の一つになっています。
   学級経営や授業経営のほころびがいじめに発展することになるのです。
   「前の学年ではこんないじめは起こらなかったのに」という声を聞くことがあります。
   それは、自分の凝り固まった学級経営や授業経営を修正することができないことによる場合が多いのです。
   また、「いじめられている方にも責任がある」という言い方をする教師がいます。

   それはいじめ問題を複雑なものにしています。

   いかなる理由があろうとも、目の前の「いじめ」という現象はいじめている方に責任があるのです。

   「いじめられている方にも~」は「いじめ現象」とは別問題なのです。
   そのような発言や「もう少し様子を見ましょう」という曖昧な対応を行うことで、いじめはどんどん解決しにくくなるのです。

   「黄金の三日間」は、向山洋一氏が作った言葉です。

   現在では、「黄金の三日間」と聞いて知らない教師は皆無でしょう。

   つまり、どの先生も「黄金の三日間」の重要性が理解できるということです。
   しかし、「黄金の三日間」で行う内容は何かと問われれば、曖昧な答えが返ってくることが多いのが現実です。
   また、「行うこと」分かっていても、「どのように行うか」になると言葉を濁してしまいがちになります。
   「分かること」と「できること」は違うからです。クロールの泳ぎ方は分かっていても泳げないということに似ています。
   「TOSS教え方セミナー」では、「どのように行うか」まで示します。

   そこまで示されて初めて学級が統率できる段階の第一歩となるわけです。

 

   もちろん、最先端の教育情報についての講座もあります。

   「チーム学校」「カリキュラム・マネジメント」「アクティブ・ラーニング」「シンギュラリティ」「非認知能力」「合理的配

  慮」「21世紀型スキル」などに関する講座などです。

   ぜひご参加ください!

 

 

Q7 特別支援教育に関する講座は、今回もあるのですか?

A7 4月23日(日)に、小野隆行氏&田村治男氏による「特別支援教育&授業、学級経営講座」を開催します。

   毎回、大好評の「特別支援教育講座」。第10回TOSSデーでも開催します。
   
講師は、前回同様、岡山から小野隆行先生をお呼びし、TOSS東北中央事務局代表、TOSS銀河TS代表田村治男氏との講座

  になります。
   
今回で11年目を数える講座になりました。
   
今さら職場などでは聞くことができないと思われている方、ぜひこの講座に参加してください。
   
そして、まちがった対応をせず、すべての子どもたちを救う指導を身につけてください

   
平成24年12月5日に文部科学省から、「通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生  

  徒に関する調査結果について」が出されました。
   
その結果、「すべての教室に特別支援教育を要する児童は全体の6.5%」という数値が示されました。
   
しかし、専門家の間では10~15%とも言われています。
   
これまでのような対応では学級が崩れていくのです。
   
「TOSS教え方セミナー」の特別支援教育講座は、教室の場面を再現し、対応を具体的に見せる「演習」形式があります。

   講義形式だけでは「分かる」は達成できても「できる」にはつながりにくいのです。
   
ぜひ、今回の「TOSS教え方セミナー」においてもご参加ください。そしてライヴで対応を学びましょう。

 

 

Q8 TOSSの先生方は、特別な先生方なのですか?

A8 いいえ、皆さんと同じ教師です。

   月に2回の「授業で子どもにチカラをつけるためのベーシックスキル研修会(例会)」を行っています。

   私たちは特別な教師ではありません。皆さんと同じ教師です。

   いじめや不登校の壁にぶつかったり様々な失敗もしたりします。

   家に帰れば家庭がある先生も多く、家庭の事情でなかなか時間を取れない教師もいます。
   再度言います。私たちは特別な教師ではありません。皆さんと同じ教師です。
   そのような中で特別なことといえば、サークルで月に2回学習会を開いているということでしょう。
   TOSS銀河TSには、現在40名のサークル員がいます。

   校長先生、副校長先生という管理職の方々も参加するサークルです。

   この機会にぜひサークルへ参加してください。

   学習会へ参加していれば、授業力も学級経営力も確実に身につき向上します。

 

 

Q9 TOSSの文部科学省の委託事業について教えてください。

A9 文部科学省初等中等教育局長 小松親次郎氏のお名前で委託が決定し、つくばの教員研修センターにおいて全3回の研修プログラ

  ムを実施しています。

   「平成28年度総合的な教師力向上のための調査研究事業」(テーマ7民間教育事業者の力を活用した教員の資質能力向上事業)

  の委託を受け、研修プログラムを開催しました。

   研修会は満席で、キャンセル待ち多数という状況でした。

 

Q10 教育実行再生会議において、安倍内閣総理大臣がTOSSについて話したと聞いたのですが本当でしょうか。

A10  本当です。インターネット上で公開されています。第20回教育再生実行会議の中にあります。

   安倍内閣総理大臣:日々一生懸命教育力のスキルアップに努力している先生と,必ずしもそうではない方々もおられるわけであり

            ますが,そこで頑張っている先生達が報われるという形にすることは非常に難しいのです。.

            どういう仕組みでやっていくかと,ずっと何回も挑戦している。しかし、そこはもっともっと重視して,同時

            に様々な教育技術を普遍化する。

            「TOSS」というグループをやっている皆さんがいるわけなのですが,そういう教育技術を個人の属人的なもの

            にせず,いかにこれを普遍的な技術にしていくかということも大切ではないのかなと思います。